昨年9月のIFF Magic JAPAN

 わが国ファッション業界最大のファッション展示会「JFW–IFF MAGIC JAPAN」が来春の開催を断念することになった。SPAがファッション流通の主流を占める中、ブランドとバイヤーをマッチングする大型展示会は欧米でもわが国でも衰退が止まらず、卸流通の存続が危ぶまれている。

「JFW–IFF MAGIC JAPAN」開催中止の経緯

 繊研新聞社とUBMジャパンは11月15日、2019年3月に予定していたファッション展示会(主催:UBMジャパン)の開催を中止すると発表した。『業界構造の変化もあり出展者および関係各位の期待に十分に応えることができず、総合的に判断して中止を決断した』と説明している。

 2000年1月からスタートした繊研新聞社主催の「IFF」が前身だが近年は出展者数も来場者数も減少し、2017年4月展からは米国のUBMと提携して「IFF MAGIC JAPAN」と改称。「MAGIC」の姉妹展として開催してきたが今年9月26日~28日、東京ビッグサイトで開催された直近の第4回「IFF Magic Japan」の出展者数は458社と初回の700社から大幅に減少し、次回展の出展者数回復も見込めず中止に至ったと思われる。 

 

 国際的な展示会運営会社のサポートを得ても衰退を止められなかったのはファッション流通の様変わりが要因で、ブランドメーカーやクリエイターとバイヤーをマッチングするという業界の大型展示会は「IFF MAGIC」に限らず何処も運営が苦しいようだ。

 その様変わりとは「卸流通」から「SPA流通」への一変に他ならない。