イオンが取り組む「GMS改革」の一環として新たな衣料品業態がスタートした。屋号は「iC」(アイシー)といって、部署の名称のインナーカジュアルを略して付けられた。

 1号店はイオン船橋店を改装し、10月20日にオープン。すると開設前と比べ、売上げは1.5倍に跳ね上がり、客数も2倍と好感触を得た船出となったようだ。

 そこで1号店の船橋店はインナーだけだったところに、11月2日に改装オープンしたイオンスタイル板橋では、カジュアルウェアを加えた売場として開設。イオンスタイル板橋店の2階部分、核となる760㎡のインナー売場にレディス350㎡、メンズ230㎡を加えて1340㎡(約400坪)が「iC」となる。

 

 このフルラインがそろった「iC」をイオンスタイル板橋に行って視察、イオンリテールの取り組みについて考察した。

GMSがあるのは目立つ競合がない超好立地

 そもそもイオンスタイル板橋といっても、店舗がある位置は練馬区との境。最寄りの東武東上線練馬駅の2017年度の1日当たり平均乗降者数は6万人を超え、2011年には急行停車駅の成増駅を上回ったほど。

 この店舗はもともと板橋サティとして2000年に開業した。当時、マイカルがユニクロ型の製造小売りを目指した「アットウィル」1号店を出店させた経緯を持つ。その後、マイカルとイオンリテールが合併したのを機にショッピングセンター名、核店舗とも「イオン」に変更された。

 

 近隣のリアル店舗に目立った競合はなく、900m離れたところにドン・キホーテ(2003年開業)、1.3㎞離れてしまむら西台店、1.8㎞の距離にユニクロ板橋四ツ葉店(キッズサイズの取り扱いなし)と、一昔前のロードサイド型店舗があるくらい。イオンスタイル板橋は超好立地条件で恵まれた環境に思える。