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 ワインの馥郁たる香り、豊潤な口当たり、違う味わいを見せる一つ一つの顔。

 観ているだけで、口の中でワインの味わいが広がる。そんな映画「おかえり、ブルゴーニュへ」が公開されました。

父親が重病の一報で、兄弟が集結

 物語は、フランス・ブルゴーニュのドメーヌ(自らブドウ畑を所有し、栽培、醸造、瓶詰を行うワイン生産者)の3人兄弟の話。

 父親が重病だという一報を受けてオーストラリアから長男が帰ってくる。10年ぶりに再会する妹、弟はすっかり大人になっていた。

 そうした中、父親が亡くなり、相続をめぐってそれぞれの事情が浮き彫りにされていく。


 子供の頃からワインの香りや味わいを体得するために練習させられた記憶や、ドメーヌでの生活が織り交ぜられていく。

 

 収穫日を決定すること、ブドウの酸や糖分のPH分析を行う、ブドウを味見しながら農園を歩くと場所によっても熟し方が違う、除べん率(残したまま発酵させると骨格や複雑味が出るが年によって青臭さや粗雑な味わいが残ることもある)を決めるといった、さまざまな農園の作業は厳しく過酷だけれど、豊かでぜいたくなワインを造っているという自負がある。

番頭さん役も見どころの1つです!

 監督は『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』のセドリック・クラピッシュ。美しいブドウ畑の四季の中で織りなされるブドウの栽培、収穫、そしてワインの醸造……。

 

 監督はとにかくワインに関する映画を作りたいと構想7年、1年かけて、じっくりと撮影した。

 番頭さん役が、実は名ワイナリー「ドメーヌルロ」の当主、ジャン=マルク・ルロだというのも見どころ。

 ワインを味わう人はもちろん、扱う方たちにもぜひ楽しんでいただきたい作品だ。だって、とにかくワインへの愛があふれているのだもの。観たら絶対に飲みたくなりますよ~。

「おかえり、ブルゴーニュへ」11月17日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー