新商品発表会に登場したユニクロR&D統括責任者の勝田幸宏氏(左)と女優の仲里依紗さん(右)。

 ユニクロは世界的ファッションブランドとコラボレーションした新たなヒートテックの販売を9日から開始する。コラボレーションの相手は、米・ニューヨークを代表するファッションブランド「アレキサンダー ワン」だ。

 実はこのコラボレーションは初めてではない。2008年に旬のデザイナーやブランドとコラボレーションを行う同社の「デザイナーズ インビテイション プロジェクト」第3弾としてワン氏がウイメンズウエアをデザインしており、今回は10年ぶり2度目のコラボレーションとなる。

 では、今回なぜヒートテックだったのだろうか。

それぞれの感性で自由に楽しむヒートテック

ファッション性を追加し、「寒い季節でも薄着でおしゃれを楽しむ」をコンセプトに開発された「ユニクロ アンド アレキサンダー ワン」。

 8日の新作発表会に登場したユニクロR&D(商品開発)統括責任者の勝田幸宏氏は「ヒートテックの機能性にファッション性を加えることで自由に着てもらえる。次世代の新しい下着という挑戦だ」と話した。同社の看板商品でもあるヒートテックにファッション性を加えることで、隠すのではなく、インナーとして見せる、スポーツシーンで着用するといったことも可能になり、使用シーンが広がるわけだ。

 

 今回発売された商品ラインアップはメンズ6型、ウイメンズ10型で価格は990~3990円(詳細は図表参照)。天じくやリブ素材などを使用し、ヒートテックとエクストラウオーム(極暖)の2種類を展開する。アレキサンダー ワンらしいブラックや1980年代のファッションをイメージしたというネオンカラーなどカラー展開も特徴になっている。

 また、織り目に対して斜めに裁断した生地を中央で合わせることで着心地のよさとともに、表面に表情が生まれている。遊び心の詰まったアレキサンダー ワンならではのデザインになっている。

 新作発表会に登場した女優の仲里依紗さんは「このまま眠れそう」とその着心地のよさを実感していた。また、ファッション性の高さも気に入った様子で「見せたくなる。ワークアウトもテンションが上がって楽しくなりそう」とさまざまなシーンでの着用を考えているようだ。

ウイメンズは10型。スポーツテイストを取り入れたデザインのアイテムが並ぶ。
メンズは6型をラインアップ。クルーネックTシャツは袖下にマチの切り替えを長めに入れることで動きやすさを出している。

次回のコラボの可能性も.

世界でのファン拡大にも期待

 アレキサンダー ワンとの3度目以降のコラボレーションの可能性について勝田氏は「今後、話があれば前向きに考えていきたい」と話した。国外の売上げが国内の売上げを上回ったユニクロ。世界的ファッションブランドとのコラボレーションは、ブランドイメージと認知度の向上にもつながる。ヒートテックをインナーとして見せるなど自由な使い方は国内よりむしろ海外で好まれるようにも思える。今回の「ユニクロ アンド アレキサンダー ワン」の可能性は海外にあるのかもしれない。