ユナイテッドアローズ(既存店*1)売上高 104.0%、客数 102.0%、客単価 100.6%

  10月は気温が高めに推移したものの、メンズではシャツ、ニット、パンツなどが、ウィメンズではジャケット、カーディガン、スカート、ワンピースなどが好調に推移した。当月は前年同月に比べて休日が1日少なく、小売+ネット通販の既存店売上高前期比に対してマイナス2.0%程度の影響があったと推測。ネット通販既存+リアル店舗既存店の前年同月クリアは9カ月連続。月初めの5日間を対象に通常の2倍ポイントが付与されるダブルポイントキャンペーンを実施して秋冬商品の購入意欲を刺激した。

 UAグループ中期ビジョン戦略の1つに「マーケット変化への対応」が掲げられている。そのうち、ミッドトレンドマーケットについてはグリーンレーベルリラクシング(以下、GLR)事業を成長軸のメインに拡大成長を図っていく予定。そのGLRでは雑誌『OCEANS』の11月号特集「男のホンネと本命服」に、秋冬のおすすめ商品を掲載して店頭との相乗効果が生まれるような売場環境作りに尽力した。月後半からは、GLRのワンランク上のPBブランドの「BRACTMENT」(ブラクトメント)から、遊び心のあるスタイリングを訴求した。

良品計画(既存店売上100.4%*2107.9%客単価 93.1%

 月前半を中心に平年より気温が高く推移したため、秋物の薄手のニット、シャツ、カットソーの販売が堅調だったが、冬物としてのアウターのトップスや生活雑貨の毛布、布団、リビングファブリックの売上げの伸びが例年より鈍く苦戦した。特にアパレル関連では羽織アイテムに支持が集まり、レディスのメリノウール・ポンチョ(7990円税込)は、既に完売してしまったほどだ。

 価格の再点検商品として、メンズの洗えるメリノウールのクルーネックセーター(2990円税込)、同素材のVネックカーディガン(3990円税込)を重点販売商品として訴求した。こうした価格を見直す取り組みはこの秋冬シーズンも健在で、レディースショーツ2枚組(750円⇒590円税込)、レディースインナーウエア2枚組(1490円⇒1290円税込)、パジャマ(4900円⇒3900円税込)、メンズジャケット、ベルト、裏毛パーカー等、多岐にわたる。

 また、「良品週間」期間の短縮と前年同月との曜日の入り組みによって、ベッド、ソファ、収納家具など高単価商品の売上げが、前年の実績を下回ってしまった。

ユニクロ(既存店)売上高 90.0%客数 94.5%客単価 95.3%

 前年同月より気温が高く、ボアフリースのパーカーやアンクルパンツ、ポンチパンツなど新商品の反応は良く、ブロックテックパーカーやポケッタブルパーカーなど軽いアウターも一定量売れたが、ダウン製品や防寒肌着など秋冬の主力商品の動きはおしなべて低調だった。

 相変わらずレディスのレギンス人気は継続していてヒートテックニットレッグウェア(1500円+税)は品薄気味に推移している。また、メンズ商品の長袖フリースカーディガン(4990円+税)も完売。クリストフ・ルメールが率いるデザインチームが手掛ける「ユニクロU」ラインで取り扱い店舗、設定数も限られてはいるものの、早々の完売御礼には商品デザインに勢いが感じられた。購入レビューを見てみると女性の購入者が多かった模様で、フィット感やサイジングにこだわりを持ったファッションリテラシーの高い層を中心に反応したようだ。

 既存店売上高が前年同月割れしたのは2カ月振りで、売上高、客数、客単価とも全て割り込んだのは、何と2016年12月までさかのぼることになる。