10月27日(土)から、セブン-イレブンの700円くじのGLAYとのコラボキャンペーンが始まった。

 何で今、GLAYなのかという意見も聞かれるが、そこにはロジックがあるのだ。

 GLAYは東京ドームを2日間満杯にし、地元・函館での野外コンサートは2日間で5万人を集めて、「経済効果は50億円、コアなファンが7万〜8万人いる」といわれている。

 コンビニの700円くじのキャンペーンは、当たれば店舗の商品と引き換えができるという内容で、一般のお客さまをメインとしたキャンペーンだが、アーティストと組むことで、ファンからのプラスαの売上収益を増やすという仕掛けとなっている。

20年前のファンが今は35歳を超えて……

 

 特にGLAYは最初にブームになったのは20年前。その年に最も売れていて勢いのあるアーティストだった。

 当時は、ローソンがローソンチケットでライブチケットを優先して扱ったり、日清食品 が限定パッケージのカップヌードルを、JT飲料が透明紅茶飲料の限定ボトルを発売したりして、コラボ商品の先駆けとして人気を博した。

 その当時のファンが35歳を超え、独身者は可処分所得が多く、結婚した女性は娘と一緒にファンになるなど幅広いファン層をつかんでいるのが、今回GLAYを起用したセブン-イレブンの思惑だろう。

商品3つにアプリ5回の利用で5万4260円に!

 今回も限定ライブの応募には、限定のブルーレイボックス 3万7800円(税込)を購入する必要があり、他にも限定のCD+DVD盤 2160円(税込)、限定特典付きの北海道ライブを収めたDVD・ブルーレイ 1万800円(税込)を発売。

 期間中にセブン-イレブンアプリで700円(税込)以上の買物を5回すると、GLAYのバックステージへのご招待やサイン入りポスター、ツアーグッズが当たるキャンペーンに応募できるなど、ファンにしたら垂涎の商品の数々が展開されている。ちなみに、これら3つを1人のファンが購入し、アプリキャンペーンに参加した場合、その合計金額は5万4260円(税込)になる。

 

 セブン-イレブンがGLAY側へ支払う協賛金が発生していると推察されるが、仮に3万人のファンが全商品を購入すれば、売上げは全体で約16億2780万円となり、1店舗当たりでも約7万9019円の売上げの押し上げ効果がある。

 今回のキャンペーン、景品にその場でしか体験できない「コト消費」を絡ませることにより、ファンにとっては堪らない企画となっているのだ。しかも、キャンペーン展開5日後の10月30日(火)からはRedBullの限定缶をそれぞれのメンバーのパッケージで発売し、購買の後押しをするGLAYファンを囲い込む用意周到な仕掛け。

 人気タレントとのコラボは、コンビニにとって、短期的に売上げを上げる施策としては非常に有効なのだ。