皆さんは、今の職場環境に満足していますか?

 こんなことを尋ねるとまるで転職サイトのようですが、そうではありません。小売業のどの店に行っても、多くの人から「仕事量が多くて大変」という雰囲気を感じます。

 また職場で一緒に働く人は、なかなか自分では選べません。時には気の合わない人とチームを組んだり、学生時代なら絶対話さなかったであろう人と毎日付き合うことにもなります。

 今回は、そんな今いる職場環境を良くする方法について考えました。

仕事はまとめて時間を増やす

 小売業に限りませんが、忙しいピークタイムはあれもこれも……とやるべきことが山積みになり、一つ一つの仕事をこなすだけで精一杯になりがちです。

 私は基本的に面倒くさがり屋なので、「今やっている仕事を楽にするために、何かと併せて利用できないか?」と考えていました。

 

 オフィスなら、コピーするために席を立つ際、一緒にごみを捨てる。店頭なら、品出しの最中に新作をチェックして特徴を覚える。一度くらいならあまり大した時間の節約にはなりませんが、習慣化して当たり前にしてしまえば、やっている人といない人では仕事効率にいずれ大きな差ができます。動機が「早く帰るため」という不純で消極的な理由だったとしても、極めてしまえば勝手に周囲からの評価も上がっていきます。

 工夫して浮いた時間を作ると、空いた時間に新しい仕事が次々と降ってきて給料や労力に働きが見合わず、損だという声もよく聞きます。でももしできていなかったら、実はそのせいでますます怒られたり、陰で使えないヤツ認定されているのではないでしょうか。

 仕事を任せられるというのは、「あなただからできる(かも)」と思って依頼されています。全くできない人にはそもそも頼みません。仮にダメ元で頼まれた依頼だったとしても、もしこなせればますます自分の評価が上がるチャンスになります。

 本当に仕事のできる人は、新しい仕事を次々と考えています。何もお金を生み出すことに直結する仕事ばかりではありません。今の職場環境を良くするためにはどうしたらよいか、効率を上げるためには、働きやすくするためには、という考え方をしている人は、大抵面白そうな裁量権のある仕事をやっています。

 ポジションが人を作ったのか、人がポジションに追い付くのかは分かりません。でも会社で働くのならば、少しでも周囲を味方に付けた方が仕事はうまくいきやすいです。むやみに関係者に敵を作ることは、何より自分が消耗します。

 自分の仕事を他人に無責任に振ることは反感を買いますが、時間内でクオリティを高めること、早く終わらせること、期待された以上のものを返すことは、誰も責めないし信頼につながります。褒められることはあまりないのでガッカリするかもしれませんが、そもそも褒められるためではなく、怒られないためにやるのです。

 今、多くの会社は人手不足でいつだって優秀な人を探しています。人を育成する余裕のある職場ばかりではないのが現状です。だからどうせ働くのなら、少しでも自分にとって働きやすい環境を作ってください。そうすれば、きっとすぐに単調ではない面白い仕事がどんどんできるようになります。