当日の朝はコンビニおにぎり、作戦も立てた!

 

 ラジオストク国際マラソンは今年が第3回目、キッズランを除くと3つのコースが用意されている。5キロ走が1708人出走(完走1423人)、ハーフ(21キロ)走が837人出走(751人完走)、フル(42キロ走)が324人出走(285人完走)、このうちフルには筆者含む日本人30人(うち女性4人)が出走した。

 日本のマラソン大会は、“困難に挑戦する”フルが人気だが、ウラジオはアジア諸国同様、距離が短くなるにつれて出走者も増していく。自分が楽しく走れる距離を素直に選択するのだろう。フルマラソンに対する日本人特有のこだわりはない。

 
 
街で見掛けたコンビニ「Tika」。菓子、アルコール飲料、加工肉等を品揃え
「Tika」で購入したおにぎり。フィルムの開け方は日本式

 出走当日の朝食は前夜に購入したコンビニのおにぎり。4種とも、ペースト上にしたサーモンかツナをソースと混ぜて具材としている。素材感がなく、おいしいといえばうそになるが、米の飯がレース当日に食べられたのはうれしかった。

ウラジオ国際マラソン種目別のコースマップ

 フルのスタートは市中心部から十数キロ離れたルースキー島の入り口にある。朝7時過ぎに専用のバスで移動。途中レインボーブリッジのような長大な橋を2つ越えた。

全長3キロのルースキー島連絡橋。普段は車しか通行できない

スタート地点には休憩用のテントが2つ張られていた。風雨の中、係員がスタートの位置に簡易ゲートを設営している。海外からは韓国、中国のランナーも多く(ゼッケンに国旗のシールが貼られる)、日本人同様、年配者も見受けられた。

 エントリー枠1000人に対して前述のようにフル出走者は324人。国際都市の大会としては少々寂しい数字だ。ちなみに北海道マラソンの出走者は1万3000人。この数と比較すると“伸び代”が大きいと見ることも可能である。

 コースは軍の施設があるルースキー島の起伏に富んだ道を往復して計28キロ、その後、高低差50メートル級の超ロングな大橋など数カ所の激坂を乗り超えてゴールに向かう。全ルートがアップダウンの苛酷なコースとして恐れられている。

(出典「iker`s blog」<ウラジオストクマラソンに出てみよう>より 。コースは全てがアップダウン、後半の大きな高低差は脚をかなり疲労させた)

 制限時間は5時間30分。確実に完走できるように作戦を立てた。あえて後半の激坂には備えずに、たとえ足が止まった(歩いた)としてもゴールできるように、前半にタイムを稼ぐ、そんな単純なプランだ。