中古携帯は親にとっての救世主になる?

 日本人にとって中古品の産業として身近なのは、古着と中古車ではないだろうか? 

 リーバイスやフェラーリのクラシック品は高値で売買されるなど、芸術品のようなコレクター向けの市場が確立している。

 スマートフォンは大量生産品なのでコレクター系にはならないが、スマートフォンがSIMカードがロックされた状態から解除されれば、好きな通信会社が選べるだけではなく、気兼ねなく「売れる」「下取り」できる市場になる。

 そうなれば “スマホ・ボラリティー”が高まることは間違いない。中古スマホの販売価格もある程度、幅が広がることを意味する。

 香港は中古市場も発達しており、新しいスマートフォンが高いと思えば、中古店でそれを買えばよい。

 香港では旺角(Mong Kok)と深水埗(Sham Shui Po)というエリアに行けばそういう店がたくさんある。iPhoneのみならず、サムスンのGalaxy、ソニーのxperia、最近、世界の市場の大きな存在感を占めている華為(ファーフェイ)、小米(シャオミ)、OPPOなどが買える。最新機種だけでなく、型落ちの中古品も多いので選択肢はかなり広い。

山積みされたiPhoneを中心としたスマホ

 右の写真のようにディスプレーにいろいろなiPhoneが何段にも積み上げられている光景を目にすることができる。アップルファンにとっては衝撃的な写真かもしれないが、中古市場が発達するとこうなる。

 価格はiPhone Xの256GBであれば、新品が8200ドル(12万円=ほぼ日本と同額)だが、中古品はモノにもよるが6500ドルくらい(9万4000円)で購入できるので約25%も安くなる。傷が多かったりすればもっと安くなる。 

 実は、これは親にとってありがたい状況で、安く買えるため、子供に中古のスマートフォンを買い与えることができる。香港は中華系であるのでメンツが重要で、子供のメンツと親の経済面の両方を満たすことが重要になるのだ。