でも、チョコフレークはなくならない!

 

 このチョコフレークには、日清シスコの商品もある(森永製菓の商品も赤をベースの袋に英語の黄色文字でチョコフレーク〈森永はCHOCO FLAKE、日清シスはChocoFlakes〉と記載されているため、お客にどちらの商品が認されていない場合も多いかもしれない)。

 筆者も複数の店舗を店頭で回ってみると、SNS特需で森永製菓に限らず、日清シスコの商品も品薄となっていた。

 日清シスコは、「砂糖50%オフ」「クリスプチョコ」「濃厚仕立て」などさまざまな種類のチョコフレークを販売していて、9月25日には50周年としてチャック付きスタンドパックの新商品を発売した。

 森永製菓のチョコフレークもコンビニのNPB商品としてローソンで展開され、今後は不透明だが、ファミリーマートやミニストップは日清シスコのNPB商品を扱っている。これらが販売不振にならない限り、コンビニからチョコフレークの品揃えがなくならないはずだ。

 

未来の夢のある事業が生まれにくくなると心配している

 

 NB商品と比べると、広告宣伝費がかからず、小売りも買い取り数を約束してくれ、在庫リスクがなくなるNPB商品はメーカーにとってもメリットがある。コンビニにとっても利益商材としてNB商品よりも魅力があるため、展開されていくことが続きそうだ。

 認知活動でも、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞などの4マスからSNSやインターネットに媒体がシフトし、広告宣伝費の在り方を中心にNB商品の利益構造の見直しが進んでおり、小売りとの展開数や在庫の考え方の取引慣行を含め、大手小売企業との直取引への移行など、大きな過渡期を迎えつつある食品メーカー。

 お菓子は日常必需品ではなく、普段の生活を豊かにする嗜好品で、そこにはもの作りに対する感性が必要なカテゴリーとなる。
 NB商品を展開するメーカーがNPB商品など大手小売業の下請けとしての役割が増えると、もの作りの多様性が失われて、新しい発想による新商品の開発にブレーキがかかる可能性がある。これが、国内のみならず、今後 海外でビジネスを考える上で大きなマイナスとならないか。メーカーとしては未来の夢のある事業が生まれがたくなり、売上げ・利益の成長が見込めなくなってしまうのではと、心配をしている。

 お客側からすると、少し分かりづらくなっているコンビニのお菓子売場。今後、各お菓子メーカーの方向性を見ていく上で目の離せない売場となりそうだ。