クーポンの転換率は多い店では30%超にも!

「個」にフォーカスし、各自にフィットした買物体験を提供する「Gotcha!mall」が参画企業にもたらしているメリットは数字からも明らかだ。クーポンの転換率(店での利用率)は多い店では30%超。オンラインクーポンの転換率は通常1%未満とされているから、「Gotcha!mall」の効率の良さがうかがえよう。

 客単価も通常の1.6倍。クーポンの利用ついでに他の商品を買っていくお客が多いからだ。来店頻度も高い店では通常の約2~3倍に達している。

 費用対効果を明確に把握できるため、参画企業は続々と増え、既にコンビニ約1万3000店、スーパーマーケット(SM)約500店、ドラッグストア(Dg.S)約5000店等が「Gotcha!mall」に加わった。ユーザー数は冒頭に述べたとおり1040万人に達しているが、注目すべきは2017年から2018年にかけての購買件数が爆発的に伸びたこと。LINEとの接続が可能になったことで、購買件数332.4%増という驚異的な数字を叩き出した。このペースで伸びれば、「Gotcha!mall」が「日本人の買物時になくてはならないプラットフォーム」となる日も目前だろう。

2017年に進出した台湾でも絶好調

小川和也氏をはさんで、右が台湾チーム、左がタイチーム。好調な台湾の「Gotcha!mall」は海外展開を推し進める「Gotcha!mall」にとって好材料だ。

 2017年に進出した台湾でも「Gotcha!mall」は絶好調だ。獲得したユーザー数は既に3万人。参画企業も、コンビニのファミリーマート、SMの大潤発や美廉社、Dg.Sの日薬本舗やトモズなど大手を中心に約4000店におよんでいる。電子レシートが普及している台湾では、決済とも連携しているため利便性は極めて高い。日本製の商品やサービスが他のどの国よりも好まれる特殊なマーケットとはいえ、海外市場の開拓を進める「Gotcha!mall」にとってはこれ以上ない船出だったといっていい。

3年の準備期間を経て、タイでもサービス開始

店頭では、分かりやすく「Gotcha!mall」の仕組みを紹介し、ユーザー獲得を図っている。滑り出しは上々だ。

 そして2018年9月。足掛け3年の準備期間を経て、いよいよタイでのサービスが始まった。タイでの事業を推進しているのは、グランドデザインと資本・業務提携したITアウトソーシングサービス大手のトランスコスモスと、同社現地法人のトランスコスモスタイランドだ。

 参画店は既に1500店超。消費財大手のサハグループが展開するコンビニのローソン108の他、流通大手セントラルグループ傘下のコンビニ・ファミリーマートやSMのトップスなどが出そろった。

 タイ最大手の流通業であるセブン‐イレブン(CPグループ)は傘下のE-Commerceである24-Shoppingは既に参画済で、店舗も参画に向けて協議中。近々参画の見通しだという。

タイでは利用者の70%が女性、年齢は18~45歳が多い

 8月にソフトローンチしてからの手応えはどうだったのだろう。楽天タイやウークビーモール(タイの電子書籍出版大手ウークビーのECサイト)を経て、「Gotcha!mall」のディレクターに就任した松尾俊哉氏は言う。

「ユーザー数は2万人に達しました。目標通りの数字です。このうち70%は女性で、年齢は18歳~45歳が中心です。日本よりも若干低いのが特徴ですね。日本は長寿社会を反映してか、50代の利用者が顕著に増えていますから(笑)。タイの方は、一度「Gotcha!mall」使うと、日本以上に、2回、3回と頻繁に使う傾向がありますね」