1~2歳の乳児には「小皿、小さなスプーン&フォーク」という、もらえると助かるお食事3点セットがあります(ちなみに、これに紙エプロンと持ち手付きのプラスチックカップが付くと最強5点セットになります)。

 家族で外食に出掛けると、何も言わずにこのセットを出してくれる普通の飲食店もあれば、お子さまランチを頼んでもこちらからお願いしないとスプーンが出てこないファミリーレストランもあります。子供専用のカトラリーでなくても、例えば口が小さい子供でも使いやすいデザートやコーヒー用のスプーンをもらえれば、とても助かります。

 この「お食事3点セット」を何も言わずに出してくれるお店は、大抵それ以外のサービスも感じのいいものです。「サービス」といっても大それたものではありません。ファミリーレストランでいうならオーダー時にメニュー名を復唱して確認する、会計に向かうお客を見付けたらすぐにスタッフがレジに入るなど、意識していればできるようなささいなことです。

 でもその誰にでもできるはずの「ささいなこと」が、意外とできていない店は多いです。むしろ省エネ体制でコスト削減ばかり意識しているように見える人や店は、さらに疲弊して活気や余裕がなくなっている印象を受けます。人員には余裕があるのに店の内部の仕事をしていて、お客さまが帰った後の食べ残したテーブルは何席も放置されたまま、オーダーしようと呼んでも誰も来てくれない、という店もありました。

 その店は、アパレルブランドがプロデュースした飲食店でした。店内にあるPOPでアパレルブランド関連の飲食店だと分かったのですが、ブランドの価値まで下げてしまいかねないオペレーションで、非常に残念に感じました。