アウトドアブランド店かと見紛う店内

 全国828店(9月11日段階)を展開して800億円近くを売り上げるワークウエアの最大手ワークマンが満を持して9月5日、ららぽーと立川立飛にオープンした高機能・低価格カジュアルSPA「ワークマンプラス」1号店に早速、バリューのインパクトを探ってみた。

高機能・低価格のお値打ちは圧倒的

カジュアルSPAかと見紛うアウターの大畳み陳列

 ららぽーと立川立飛の1号店は3階の「ニトリ デコホーム」の隣に位置して向かいには「ABCマート」、周囲には「タワーレコード」や「ヴィレッジヴァンガード」「東急ハンズ」などがある、やや男性軸の趣味とライフスタイルのゾーン。モールの反対側にはカップル型のカジュアル店も並ぶ。売場面積は198平米で初年度1億2000万円の売上げを目論んでいる。

 商品構成は向かって左側が「ファッション性アウトドア」、右側が「機能性アウトドア」、後方が「機能性雑貨」(靴/スパッツ/ソックス/アンダーウエアなど)で、右側壁面前部が女性を意識した「ガーデニング」になっている。全体にメンズ主体の構成で、ウィメンズは各カテゴリーに埋没していたのが残念だ。「ファッション性アウトドア」といっても防風・撥水・防寒・伸縮・軽量など機能性は他カテゴリーと遜色なく、ストリート感覚のグラフィックが加味されたデザインが目を引いた。

ストリートなグラフィックが目を引くファッション性アウトドア

 注目される価格だが、防寒・撥水・防風の高機能アウターが2900円、軽量フィールドブルゾンが1900円などアウターはほとんどこのツーラインでそろい、ヘビーデューティーな「イージス」ライダースーツでも6800円で手に入る。ワークパンツも大半が1900円、2900円、レギンスは980円からストレッチトップスは780円からそろう。軽量スニーカーは780円から、ヘビーデューティーな防寒ブーツやトレッキングシューズも1900円〜2900円で手に入る。いずれも税込みというのもうれしい。

 プロ向けワークウエアとして確立された機能性は半端なく、アウトドアブランドやスポーツブランドの機能性商品の3分の1、4分の1という低価格がライダーやアウトドアフリークに支持されるのも当然だ。ユニクロなどカジュアルSPAの機能性商品より一回りも二回りも安い“ホームセンター価格”なのに格段に本格的で、アウトドアやトレッキングぐらいなら十分耐用できる。「ファッション性アウトドア」のファッション感覚も必要にして十分で、陳腐化リスクのギリギリ手前で抑えている。そんなお値打ち品をこれほどの低価格で提供できる“秘密”はあっけないほどシンプルなものだ。

780円からそろう軽量スニーカーのバラエティ