2回の3連休に秋商品の処分セール

 今月はしまむらを除いて、既存店売上高の前年同月比をプラスで終えた企業が多かった。「酷暑」が夏物バーゲンを後押しし、晩夏・初秋商品までの購入意欲をかき立てることができた。この8月をプラスで終えられた要因は各社それぞれで、NBの品揃え強化が当たった企業や、安価で手に取りやすい晩夏商材のヒットがプラスにつながった企業などが挙げられる。

 その中でも特筆すべきは単品パワー商品を持ったユニクロの強さ。ワイヤレスブラを筆頭に、ブラ付きアイテム、レギパン、メンズでもビジネスシャツ、感動ジャケット、感動パンツと見切り額の少ない商品が、確実に生活者に浸透している印象だ。裏を返せば、比肩するような競合社の存在がないともいえる。古着やNBデザインと、ユニクロが進む路線とは明らかに異としたアプローチも出始めているものの、いまだ市場全体を突き動かすほどのボリュームには育っていないのが現状だろう。

 本格的な秋需要を迎える9月は、中旬に敬老の日を交えた3連休、次週は秋分の日による3連休が控え、このあたりが販売のピークを迎える。消化状況次第だが、秋商品の処分セールはこの連休で仕掛けることとなる。昨年のレディスではロングカーディガン、レディス、メンズともにフラノ素材のシャツ等が売れたが、今年はロングカーディガンと合わせて、楽に着こなせる秋ワンピースが動きそう。注目カラーは何といってもカーキ&オリーブグリーンで、ボトムはもちろんのこと、シャツやカットソー、アウターあたりまで今年は拡大しそうな勢いを見せる。秋商材の消化状況が、次の冬商材の立ち上がりにも影響を及ぼす月度となりそうだ。

*印の企業=20日締め/*1=小売既存+ネット通販既存の合算数字/*2=衣料品部門の数字/文中の売れ筋動向情報はIR情報及び筆者視察によるものです。