100回記念を迎えた高校野球は終盤の金足農業高校の奮闘もあって、大いに盛り上がりをみせた8月。ところどころで雨に見舞われた日もあったが、お盆休みもおおむね天候には恵まれたのではなかろうか。「酷暑」も緩む気配は全くなく、8月の東京都内の最高平均気温は32.5℃、最低平均気温が24.6℃で、過去3年と比較して最も高かった。そして20日締め、末締め企業とも前年に比べ休日が1日少なかったようだ。

 では、アパレル主要各社8月のセールス結果と活況について見ていきたいと思う。

*しまむら(既存店)売上高 94.4%客数 98.0%客単価 98.6%

 当月度は、前半がクリアランスセール、決算セール、お盆休みを中心にお盆セールと販促に力を入れ、300円、500円、700円、900円のプライスラインのTシャツや、3900円の浴衣、水着などの夏物が好調だった。ニコニコ動画の人気歌い手96猫とのコラボ商品第2弾を、寝具、インテリア、靴下などで商品展開して注目を集めた。一方、昨年に比べて休日が1日少なく、また、2週にわたる台風襲来が週末の客足に影響したこともあって、売上高は前年実績を下回った。既存店前年同月割れは4カ月連続となる。また、新たに広告宣伝部、市場調査部を新設。今後、さらなるセールスプロモーションやマーケティングに磨きをかける、構えのようだ。

*ライトオン(既存店)売上高 101.1%客数 84.7%客単価 119.4%

  当月度は、お盆商戦において夏物商品の販売が好調に推移したこともあって、既存店売上高前年同月比は4カ月ぶりにプラスに転じた。その他商品動向としては、メンズ・レディスともにNBのTシャツ、和紙デニムの販売が好調。好調なチャンピオンのTシャツ以外でも、Leeのロゴ入りプリントTや、デニム・ヒッコリー素材のポケット付きTシャツ、LevisロゴのプリントTシャツ等も人気のようだ。また、90年代の音楽、ストリートファッション、スポーツからインスピレーションを受けたLevisの新コンセプトラインのSports inspired levisは新鮮な試みとして注目したい。晩夏・初秋商品としてアウトドア・ファッション誌『GO OUT』とブランドCAMP7との協業企画が登場。このタイミングでアウトドアテイストをラインアップしてブリッジ・シーズンに向けた品揃えを強化した。

アダストリア(既存店)売上高 101.3%、客数 100.5%、客単価 100.8%

 8月は、上旬から投入した晩夏商品が堅調に推移し、全店売上高前年比は100.0%、既存店前年比は101.3%となって2カ月ぶりのプラスに転じた。しかし、第2四半期計で98.8%、上期トータルで見ても95.8%と4月、5月の落ち込みを拭えるほどの回復には至らなかった。アイテム別では、スカート、パンツ、ワンピース等が売上げの中心となったようだ。ニコアンドでは晩夏初秋企画を「KEEP FRESH」とのタイトルで、2組の若手アーティスト(3人組女性グループThe Wisely Brothers、3人組男性グループSUSHIBOYS)をモデルにプロモーションを展開した。また、この時期、スタジオクリップでは、ウエスト総ゴム仕様でコットン素材のゆったりシルエットで楽に毎日はける「エプロンスカート、エプロンパンツ」を展開。全4色展開で価格も2600円(税別)とリーズナブルプライスでよく売れたようだ。春先にニコアンドでヒットしたレギンスニーズの「ペチパンツ」もグローバルワークでは、リブスリットレギパン2160円(税込)。スタジオクリップでは、リブカットペチパンツ2149円(税込)として水平展開、これからの今後の商品動向に注目したい。ブランド別ではニコアンド、ジーナシス、レプシィム、アンデミュウ等が好調だった。