大手12チェーンの総店舗数が、ファミリーマートとサークルKサンクスとの統合による戦略的閉店がありつつも、2018年5月にマイナス46店舗、2018年6月にはマイナス78店舗となり、今の形態では既存立地への出店が限界に近づき、飽和状況が如実になった日本のコンビニ。

 そんな中、セブン‐イレブン・ジャパンがコカ・コーラ カスタマー マーケティングと業務提携し、コカ・コーラ飲料自販機とセットで食品を主に扱うセブン‐イレブン自販機の展開を強化することが報道された。

 1日当たり2万円以上の売上げを見込める場所への設置を進め、自販機設置の近隣店舗のオーナー収益の拡大を図ろうとしているのだ。

「極小商圏」での戦いが始まった!

 今、コンビニ業界では「マイクロマーケット」、いわゆる極小商圏への本格的な戦いが始まっている。

 マイクロマーケットでの自販機ビジネスは、オフィスや工場、物流センター、学校、データセンターなど、関係者以外は立ち入ることができない閉鎖商圏での需要が見込まれていて、特に近隣にコンビニが無い立地では売上げが期待されている。

 

 このマイクロマーケットでのビジネスモデル、先行事例にはオフィスグリコがあり、16年で11万事業所に約13万台、約53億円の売上げがあるとされている。

 筆者が本業で勤める会社でも、ビルの地下にローソンが2店舗あるにもかかわらず、43階にオフィスフロアがあるため、エレベーターで降りたり、昇ったりのストレスを避けようと、オフィスグリコが大人気だ。

7-11自販機の日販は2万5000円

 今回、コカ・コーラ カスタマー マーケティングと提携して展開を進めるセブン‐イレブン自販機は、おにぎり、サンドイッチ、菓子、カップ麺などを販売する自販機で冷蔵から常温までの4温度帯で管理。2台展開を基本とし、約70種類の商品を販売している。

 18年6月13日時点で62カ所に127台が設置され、1日の平均売上げが2万5000円。2018年末までに500台と、毎年500台以上の設置を進めていく計画が発表されている。