コンビニのファストフードの代表は、今でこそ揚げ物チキン系の『ファミチキ』や『からあげクン』などに主役の座を奪われた感はあるが、おでんと中華まんが2大ファストフードという時代が30年前から長く続いていた。

 この2大ファストフード、過去には「お盆明けに全店展開をすべし」との指令が本部から出され、「この暑いのに売れるのか?」とのオーナーの反応と、店舗指導員の「販売ピークの山を高くするために早期展開しましょう」という返答が夏の終わりの風物詩に。

 そのため、今までは全店同時スタートをいかに早く切れるかが、各チェーンのミッションとなっていたが、近頃はエリアの気温や温度差、販売時間帯など細やかな指導を行うようになり、展開時期は個店の状況により変わっていっているようだ。

ローソンは22日におでんを一斉スタート

 ローソンでは「おでんの70円セール」を8月22日に一斉スタートさせる。

 お盆明けから早期展開した店舗にヒアリングしてみると、「暑さが一段落したタイミングもあり、湿度や気温差の関係で涼しく感じられるお客さまも多く、販売は順調にスタートした」との話も聞かれた。

今夏はおでんよりも中華まんに注力!

 ただ、今夏は大手コンビニ各社はおでんよりも中華まんの展開に力が入っているようだ。

 中華まんの2017年の一般市販での市場規模は551億円で前年107.9%と伸長しており、売上げシェアの68.5%を占めるコンビニでの伸びが売上げアップを牽引している。

 ピーク時の販売構成比が50%近い売れ筋の肉まんとピザまんからスタートさせるのが、コンビニでの中華まん展開の常とう手段。

 

 ローソンでは7月31日(火)から、いち早く展開をスタートしており、氷温域でジューシーな食感と旨みのある味わいの氷温®熟成豚肉を使用した『ジューシー肉まん』(税込130円)とコーダ・モッツァレラ・チェダーの3種の『とろーりチーズのピザまん』(税込130円)を発売。

 お盆明けの早期展開の起爆剤として、8月21日(火)からインスタ映えを狙い、日清食品の人気キャラクターとコラボした『ひよこちゃんまん』(税込 200円)を発売する(ローソンキャラクター中華まんは早くて2、3日で品切れとなるため、どうしてもゲットしたい方はお早めの購買をオススメする)。

7-11は14日から中華まんを販売した

 セブン‐イレブンでは、お盆中の8月14日(火)より、肉まん・ピザまん・あんまんから2種類をエリアによって展開は異なるが発売している。主力の『本格ジューシー肉まん』(税込128円)は、生地の発酵時間を20時間以上(これまでは3時間)かけることにより、しっとりと口どけをよくすることにこだわっている。