そごう横浜店1階のフロアマップ(クリックで拡大します)。

 首都圏基幹店への重点投資の一環としてそごう横浜店の改装を行っていたそごう・西武は、17日にそごう横浜店の地下1階と1階のビューティー・コスメフロアをリニューアルし、グランドオープンした。

 横浜地域のみなとみらいエリアの開発が進み商業環境の変化が見込めることと、ファッションだけでなく自分磨きや生活全般に消費者の関心が広がっていることを受け、同店のビューティー・コスメフロアを3月、6月、8月の3段階に分けて改装オープンしてきた。改装後の売上目標は3割増の約84億円を目指す。

 改装においてのポイントは3つ。地下1階と1階の売場を計2800m2から4400m2まで拡張し、テナントを45ブランドから国内最大規模の70ブランドへ拡充すること。ライフスタイル商材としてヘアケア、健康食品、美容機器などを充実させること。そして専門スタッフによるコンサルティング&サービス拠点を強化することだ。

美容機器の「ReFa」。
ナチュラル系のブランドも充実。オーガニックコスメの「Melvita」。

 

 1階は「ビューティーフロア」として化粧品、美容、健康に関するテナントを揃える。コンセプトを「Let's Play Beauty!」とし、飲食や体験型のサービスを充実させた。地下1階はリラクゼーションなど施術系のブランドをテナントし今秋オープン予定。

ヘアケアブランドの体験型サービス

「オブ・コスメティックス」の自動洗髪機。

 ヘア&スキンケアブランドの「オブ・コスメティックス」では店頭にオートシャンプー(自動洗髪機)を置き自分の髪で商品を試すことができる。同ブランドは全国に13の直営店を持つが、オートシャンプーサービスは同店が初となる(540円、金額はすべて税込み)。

 アメリカのヘアスタイリングブランド「スティーブン ノル プロフェッショナル」では日本では珍しい「BLOW BAR」を併設。常駐するスタイリストによるブロー、ヘアアレンジ、ヘアセットのサービスを提供する(ドライヘッドスパ540円、ヘアアレンジで2160円、ヘアセット4320円)。

 珍しいところでは電気機器メーカー、ダイソンのドライヤー専門店「ダイソンヘア」が同年3月に第1号店としてオープンしている。同店ではスタイリストが常駐し、ドライブローとスタイリングサービスが無料で体験できる。ドライヤーのレンタルも行っており、購入前に自宅で使い心地を確認することができる(売場で手続き後郵送)。

「スティーブン ノル プロフェッショナル」のヘアセットスタジオ。
ダイソンの売場。右奥でプロによるドライブロー体験ができる。

 

飲食、カフェ併設型店舗も

「クラランス with OpenSpa」では化粧を落とさず受けられるコースもある。

 簡単なスパが体験できるのは「クラランス with OpenSpa」だ。同店は別店舗「クラランス skin spa」など本格的なスパも提供しているが、そごう横浜店では着替えなどの必要がなく30分程度で終わる気軽なコースを用意した(フェイシャルトリートメント5400円など)。

 また、同店は日本で初めてジュースバーを併設し、クラランスの商品をイメージしたコールドプレスジュースを販売する(810円~)。

 「maison port」コーナーではバナナ味のソフトクリームにイチゴなどをトッピングして提供する「Banan_バナン」がオープンしている。ハワイで生まれた砂糖、乳製品不使用のヴィーガンスイーツで日本の店舗はここのみ(1001円~)。

コールドプレスジュースバー。左手が「クラランス」店舗。
バナナのソフトクリームを提供する「Banan」。

専門スタッフによる体験型サービスは予約待ちも

 専門スタッフによるアドバイスやレッスンを受けられるスペースも強化した。

「ビューティー インフォメーション」はお客の要望を聞き、それに合った商品を案内したり「ソゴウ ビューティー ルーム」で行われるレッスンの予約を受け付ける。

「ソゴウ ビューティー ルーム」はヨガやエクササイズ、メイクアップなどのレッスンを開催するスペースだ。6月のオープン以来好評だという。

「ビューティー インフォメーション」では案内専任のスタッフが対応する。
ソゴウ ビューティー ルーム。この日はヨガマットが敷かれていたがメイクレッスンやセミナーも行う。

 

「ソゴウキレイ ステーション」。左手の壁にはさまざまなブランドのケア用品が並び、試すことができる。

「ソゴウキレイ ステーション」は基礎ケア、「メイクアップステーション」はメイクに関してのカウンセリングとアドバイスを受けられる。また関連商品をブランドをまたいで試したり購入することができる。どちらも無料だが予約が必要。現在は1カ月先までほぼ埋まっている。

「メイクアップステーション」では化粧品がブランドを超えて並ぶ。
百貨店で初めてデジタルミラーを導入。メイクの様子を録画してスマホに転送することができる(今秋サービス開始予定)。

品揃えとサービスで買回りを促す

 そごう横浜店の花岡陽子さんによると、近年20~30代でのコスメ需要が伸びていることから同世代に人気のブランドなど取り扱いブランドを大幅に増やした。同時にケア商品、体験サービスまで多様な商品を取り揃えることで買い回りを促し、お客の囲い込みと客単価アップを狙う。

 

  • そごう横浜店
  • 所在地/神奈川県横浜市西区高島2-18-1
    グランドオープン/2018年8月17日
    営業時間/10時~20時(ビューティー・コスメフロア)
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