こんにちは、「人の印象の専門家」の吉武利恵です。

 お客さまや取引先、上司などの目上の人だけでなく、相手が誰であっても、礼儀正しく、寄り添う姿勢がみえるとうれしくなりませんか?

 人と接するには、相手への「敬意」と「思いやり」「共感」が大事だといわれます。

 お客さまと接するとき、上司と会話をするとき、部下を育成するとき、家族や友人などと。これらはどの場面であっても、人と良好なコミュニケーションに敬意と思いやり、共感は欠かせません。

「敬意」「思いやり」「共感」はどういうこと?

「敬意」は尊敬の意を表す動作や言葉です。

 尊敬する相手の前では礼の気持ちと、心を引き締めた態度を表現するために、姿勢を正したり、お辞儀をしたりなど、相手に見える形の動作をとります。言葉では、尊敬語や謙譲語、丁寧語を相手や場面に合わせて聞こえる形で伝えます。

 次に、「思いやり」ですが、これは愛情や優しさを表現する行動や動作、言葉です。

 人を助けたり、援助したりと人のために、自発的に動く態度や振る舞いが、思いやりの行動になります。代表的なものに、弱い立場の人に席や順番、道を譲ったりすることがありますね。

 相手への気遣いや励ましも思いやりです。温かい眼差しや微笑み、肩や背中を優しくポンポンと叩いたりする非言語の動作でも、思いやりの心を伝えることができます。そして、思いやりの言葉を相手に聞こえる形にすることが理想です。

 思いやりの行動や動作、言葉は、優しさの感情から自然に行われるものなので、その人の在り方を表しているといえますね。

 そして、「共感」は共に感じていることを、言葉と動作のセットで伝えることです。同じように感じることを表現する「同感」、同じ意見だと相手に伝える「同意」も近い内容ですが、それぞれ違いがあります。

似てますが、「共感」「同感」「同意」には違いがあります

共感:「私も共に感じる」ことを伝える

同感:「私も同じように感じた」ことを伝える

同意:「私も同じ意見である」ことを伝える

 同感や同意の「私も同じ~です」と言われた場合、相手は「私と同じなんだ」と理解しやすいですね。

 共感の「私も共に感じる」と言われた場合は、相手が「私の感情を感じてくれているんだ」と思うこともあれば、「同じ経験をしていない人に私の感情が分かるはずがない」と思うこともあるかもしれません。

 どれも主語が「私」の自分軸の“Iメッセージ”の会話です。