最近、初来店の店でサンダルを2足買いました。

 普段はもっぱら歩きやすいスニーカー、また平日は必ず保育園のお迎えがある私。衛生上の問題で素足ではクラスに上がれないこともあり、靴下着用がマストです。

 そんな私が、裸足でしかはけないであろうサンダルを2足も買ったのです。もちろん商品が気に入ったからなのですが、後から思い返せば2足目を買ったのは、それ以上の理由がありました。

「見守る」と「放置」は違う

 私が今回サンダルを購入できたのは、「見守ってくれた」からです。

 友人と一緒の買物だったのですが、足に合うか試しばきをしている彼女が接客されている間、私は店内をブラブラしていました。正直、最初はそこまで買う気はありませんでした。

 他にも販売員はいましたが、特に話し掛けられることもなく、店内では友人の会計を待つ私を自由にブラブラさせてくれました。

 そのとき、友人が買ったものとデザイン違いのサンダルが目に留まりました。サンダルをはき比べるために別のタイプもはき、買物を終えた友人とも話しながら、結果的にその2足を購入していました。

 もちろんその都度、販売員からは「このタイプはもう生産が終了しているんですよ」「はきやすいですよね」「コルクが足になじんできます」という簡単な説明は受けましたが、ガッツリ商品の魅力を接客されたわけではありません。

 そしてこのショップの対応は、「放置」でもありませんでした。放置というのは相手を見ていない行為で、「見守る」は文字の通り、相手を見ている行為です。より分かりやすい表現をすれば、部下や子供の自主性を重んじて「見守る」のと、興味を持たずに「放置」するのでは、同じように見えて全く違う行為だということが分かるかと思います。

 1足目の購入は商品の魅力が高かったため、友人が買ったからつられて自分も、という面が大きかったです。でも2足目に関しては、もちろん商品の魅力はありますが、一方的にお薦めポイントをガンガン押し付けられるのではなく、どちらかといえば静かに一定の距離感を保ってくれたことで、とても安心して購入を決められたのだと思います。